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【C90新刊】オリジナルTRPG『胎より想えグラノセラ』

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[コミックマーケット90新刊]


TRPGには商業・同人も含めさまざまなゲームがありますが、本書──『胎より想えグラノセラ』はとりわけ説明が悩ましい作品と言えるでしょう。ジャンルはSFTRPGと位置付けられますが、その一言では到底説明しきれません。


舞台となるのは、我々の知らない惑星「セラの大地(セラノグラ)」。その名に冠した“セラ”は惑星を覆いつくす白砂の名称でもあります。一見ただの砂としか見えないこの物体が、このゲームの全てです。


セラは、記憶や感情や思慮といった“想念”を拠り所に、姿形や性質を変化させ、あらゆる存在を再現できるのです。しかも、“想念”はこの惑星上のものに限りません。宇宙のどこか、現在・過去・未来、あるいは別の世界──遍く世界の想念を元として、セラは“始原(マイン)”と呼ばれる存在を生み出します。想念を受け、砂によって象られた、この存在こそ本作のPCなのです。


このゲームでは、セラによって、ありとあらゆる世界の存在を再現できると考えればよいでしょう。実際に、本作では他のTRPG作品のPCを持ち込むことを推奨しています。もちろん新規にPCを生み出しても構いません。


このように再現されたPCはいつか旅に出ます。その旅を描くのが、本作のセッションです。旅立つ理由は、PCの世界を壊そうとする虚像ラセノラグが生まれるからです。セラが再現する存在は完全ではなく、徐々に“欠落(フォール)”が生まれてしまいます。この欠落が積み重なることで生まれる虚像が、“始原”たちの世界を破壊しようとするのです。その破壊を止めるために、PCはさまざまな想念の世界が広がる土地を旅し、ついには自分たちの原型と出会うことで、巨像グラノセラ──虚像に対抗し得る存在を生み出すのです。


PCが勝てば、虚像は破壊され、PCの世界は守られるでしょう。敗れれば虚像がすべてを無にし、いずれまた想念によってさまざまな“始原”が生み出されるでしょう。そんな繰り返しが続く世界が、本作なのです。


全てが白砂によって、想念によって生まれている世界を象徴するように、本作のPCには能力値のようなものはありません。PCが持つのは、基本的に設定と、『記憶の断片』や『忘却の断片』というキーワードだけです。虚像への対抗手段となる巨像のデータも、結末も旅の中で決まっていきます。


このように世界観としても、システムとしても非常に癖のある作品です。しかし、だからこそ何か心に残る作品でもあります。その引っ掛かりを覚えたなら、無常観に満ちた世界に足を踏み入れてみてください。


想い象る白砂の星で
繰り返し繰り返される
巨像と虚像/諦念と感傷の物語


胎より想えグラノセラ
QUE CERA CERA,GRA-NO-CERA


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在庫状況: 在庫切れ

1,000円

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